真備連絡協議会

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【社会福祉法人リンク 真備地域生活支援センター】

社会福祉法人リンクは障害のある方やそのご家族、地域の方とのつながりを大切に暮らしやすい街づくりに貢献していくことを目的に活動を展開しております。その中の真備地域生活支援センターは障害のある方の相談、福祉サービスの提案・調整、計画作成に従事したり、居場所としてのサロンを展開しています。今回の豪雨で当センターは2階床上約40㎝まで浸水し、建物は全壊でした。水が引いた翌日より当センターの片づけ、担当利用者様の安否確認、不安や心配事の聴取、福祉サービスの利用調整、新たな生活の場を探すなど業務は多岐にわたりました。先が見えない中、担当利用者様やそのご家族だけでなく職員も疲れ切っていました。そんな中多くの方よりご支援を賜ったこと、真備連絡会で同じ辛い思いをした方々と励まし合えたことで復興に向け前進できたと思います。現在当センターは復興し通常業務を行っていますが、今後また起こるかもしれない災害に対して真備町の皆さんとどう備えていくか、一緒に考えていきたいと思います。(平岡 憲一)

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【グループホームまきびの丘】

西日本豪雨の当日、まきびの丘は18名定員の施設ですが、入居者様以外に、そのご家族やスタッフおよびその家族が、高台にあるということで、避難してきていました。その数、あわせて40名ほど。不安な一夜を過ごし、翌日、変わり果てた真備の姿に言葉を失いました。幸いにも施設自体の被災は免れましたが、スタッフの半数以上が、自宅が被災するという事態に直面しました。とはいえ、入居者様のケアは待ったなしで、生活は続いていきます。まきびの丘のスタッフは、おのおの大変な状況にあったにもかかわらず、自宅の片付けの合間を縫って、仕事をこなし、入居者様の生活を支え続けました。被災したしないにかかわらず、スタッフ同士が互いを思いやり、この難局を乗り切れたことは、施設にとって誇るべきことで、このときの互助共助の精神を忘れず、今後もこの真備町になくてはならない施設になっていけるよう日々精進していきたいと思います。 

(代表:鎌田典彦)

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【真備福祉介護相談所ぶどうのつる】

「真備福祉介護相談所ぶどうのつる」は二〇一九年三月に開設しました。二〇一八年西日本豪雨で、閉鎖、縮小する事業所があり、被災し真備町を離れた高齢者が真備に帰りたいと思ったときに支えるケアマネ事業所が真備に必要でした。▼「つる」には、みんなで繋がろうという思いが込められています。人は、繋がり支えあって生きているのです。「つる」はゆらぎながら大事なものを求めます。柔軟に、そして、強い意志を持って。▼私達は、「自分たちの都合で投げ出さない/目の前のその人を支える/とことん在宅にこだわる/どこでどのように過ごしたいか一緒に考え楽しむ」の理念の下、日々活動しています。▼介護保険制度ができて二〇年、人々の考え方や生活家庭環境は大きく変わりました。被災し生活を変えることを余儀なくされた人も少なくありません。その一人一人の思いや暮らしに向き合い、寄り添っていくのが私たちに与えられた使命です。

(代表:西澤里美)

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【そーる訪問看護ステーション
】

2016年9月1日より真備町尾崎で訪問看護事業を行っており、地域に根付いたサービスを提供していました。0歳から100歳を超える高齢者まで、様々な病気や障がいを抱えていても、できる限り住みなれた地域での『暮らし』を見守っています。また看取り看護にも取組み、その方らしく生ききることができるよう、ご家族と共に切磋琢磨しながら在宅療養のお手伝いをさせて頂いております。私たちも地域の皆様からいつも支えられています。ステーションは今回の豪雨で被災し、災害直後は利用者さんの安否が不安で、避難所や自宅、神社などを周って無事を確認しました。水害を予期し2階に訪問看護ステーションを設置していましたが、全壊しカルテを失い、スタッフの自宅も全壊、生活苦もあり訪問看護サービスを提供し続けるのが難しい状況になりました。しかし、訪問看護は災害時にも被災地で必要とされるサービスでありストップすることができません。何も手元に持たず避難されている利用者さまへお薬や、衣類、食べ物を届け地域の皆様の為にも全力で走りました。全国からは沢山の方々が駆けつけて下さり支援の輪が広がりのお陰で2019年1月23日に元の場所へ再建することが出来ました。(代表:片岡奈津子)

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【まきび病院】   

まきび病院は1981年に開院しました。「入院を前提とせず、病む人を地域で支える」「入院が必要なときは、閉鎖を前提としない24時間全開放病棟を療養の基本とする」という理念・実践を継続できましたのは、真備町の皆様のご理解とご協力の賜物と心より感謝しております。平成30年7月豪雨災害に際しては、当院でも多くの職員が被災しました。人員が足りず、通信回線の不通や断水が続いた危機的な状況を、職員・療養中の患者さんが一丸となって乗り切りました。そして、以前から当院に通院されていた方だけでなく、災害後に医療が必要になった方のために、外来診療も継続しました。これらは、多くの方々の支えがあって実現したことでした。本当にありがとうございました。これからのより安心な町作りのために、真備連絡会の活動を通じてお互いの経験を共有し、皆で一緒に知恵や工夫を出し合っていけたらと思います。当院も必要な役割を担ってまいります。(臨床心理士 額田敦史)

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【放課後等デイサービス ホハル】   

ホハルは発達障害のある子どもが放課後に通う学び場として、2018年4月に開所しました。しかし、わずか3ヶ月で被災し、建物は屋根まで浸かり、ゼロからのスタートとなってしまいました。家を失ってしまった子どどもいたので、とにかくすぐに子どもたちを受け入れたいと、再開を急ぎました。そして、応援してくださる方々や、保護者、子どもたちが一丸となって、わずか1ヶ月で再開することができました。被災は悲しい出来事も多かったですが、ホハルはみんなで作ったという温かな雰囲気での再スタートができました。再開後は、真備連絡会での情報交換を通して、福祉や教育は自分の施設だけではなく、町ぐるみで考えて行かなければならないと改めて感じています。そして、誰にとっても暖かな町と生まれ変われるように、子どもの声に耳を傾けながら、みんなで一緒に考えていきたいと思います。(代表:滝沢達史)

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【就労継続支援A型 みんな農園】   

みんな農園は就労継続支援A型として、二〇一四年に開所しました。野菜や花苗の栽培を主な仕事としています。色々な野菜や花を少しずつ時期をずらしながら、日々試行錯誤で栽培をしていますが、失敗することもあります。自然を相手の仕事だなと自覚する日々でしたが、一昨年夏の豪雨災害には、経験したことのない、先行きの見えない不安を感じました。どこから始めたらいいのかと立ち止まることもありました。しかし、前向きにとらえるしかないと、キュウリの種をまき、ナスやビオラの苗を注文するところから始めました。事業所内のゴミを捨てたり、高圧洗浄を平行しながら野菜の定植をし、そうして、いつもの仕事が始まりました。皆はドロドロの中をもくもくと作業してくれました。二年がたとうとしている今、最後になってしまった事務所と休憩室の完成を楽しみにしてほしいと思います。

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【小規模多機能ホームぶどうの家真備】 

真備町箭田に開設して6年目に被災し、事業所は全壊しました。幸い宿泊者はいなかったのですが、職員の帰宅後に浸水したので、大切な記録やパソコンなど何一つ持ち出すことができませんでした。自宅が被災した利用者さんとともに、薗公民館分館に避難し、そのまま4ヶ月を過ごしました。避難所でケアの必要な方々も含め、お世話をさせていただきました。その後、仮事業所で過ごし、8か月後の3月に箭田に戻ることができました。今になって振り返ると、一日も休みなくケアを継続することができたのは、全国の小規模多機能や福祉介護の仲間の力があったから、そして真備町の住民の方々の助けがあったからです。一人で避難することの難しい高齢者は、避難をためらい逃げ遅れ命を落とすこという悲しい結果になってしまうこともあります。災害があっても一人も失わない、そのための努力を真備連絡会や地域の住民の方と一緒に取り組みたいと思います。

(代表:津田由紀子)

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【デイサービスまび】 

デイサービスまびは2014年12月に開設された高齢者施設です。箭田小学校のすぐ裏にあり、休み時間のにぎやかな声も聞こえてきます。被災時、平屋の建物は屋根まで浸かり全滅でしたが、安否確認を行っていく中で「早くデイサービスに通えるように家の片付けを頑張るから」と、存続を願う利用者様の声を聞き再建を決意。SNSを利用し、延べ約200人の

清掃ボランティアの協力を得て74日後にはデイサービスを再開することができました。

再開してから約2年。被災をきっかけに、真備町を離れデイサービスに通えなくなった方もいらっしゃいますが、送迎範囲を広げ、少し離れた仮設住宅やみなし住宅へも送迎に行き

利用者様が安心して集まれる場所を提供していきました。地域福祉の事業所の一つとして活動する事はもちろん、生活の場が真備地区に戻ってこられている人がいる中で、デイサービスとしても地域の一つの力になれるよう、様々な活動に参加していきたいと考えています。

(藤原潤子)

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【特定非営利活動法人岡山マインド「こころ」】 

私たちは地域で暮らす心の「病」を抱えた当事者・家族の方々が安心して生活できる、支援体制とやさしい地域づくりを目的に、平成14年3月に設立したNPO法人です。正会員が33名、賛助会員20名の小さな集まりですが、約20名の精神障害当事者が、自分たちの会社として法人の活動の中心を担っています。地ビール醸造所とビアホールを運営し、まちのみなさんに可愛がっていただきながら、まちの中のグループホームで長期入院の方々を迎え入れ、当事者活動の拠点、地域活動支援センターⅢ型「マインド作業所」を運営しています。まちのお役に立つように、仲間と共にゆっくりと活動しています。「病」を隠さず、「無いものは自分たちでつくる」「土着を目指す」、やさしい真備のみなさんに見守られて育てていただきました。

(代表:多田伸志)

【就労継続支援B型事業所いちごの家「ナップ」】 

事業内容:知的障がい者親の会から、平成20年、古民家を借りて住民と障がい者が集える居場所として「いちごの家」を立ち上げ、平成26年からは、B型事業所(真備町産筍入りの「たこ焼き」、「かき氷」の販売、イベント出店、内職仕事、農耕)を運営。私たちの思いは、障がい者だけが固まるのではなく、地域の中で支援を受けながら普通に暮らせることです。平成30年7月7日西日本豪雨では、事業所の水位「3m90cm」自衛隊のボートで2階の窓から救出されました。沢山のボランティアや様々な方のご支援をいただき、1ヶ月後2階で仮営業、令和元年9月8日いちごの家「糸ひろば」をオープンし、昼食・弁当を提供しています。障がいを持たれた方も、高齢者の方も地域で普通に暮らせる仕組みとして多機能トイレ(おむつ交換の出来るベット・車いす・オストメイト)を揃えています。

(管理者 内藤桃代)