当会は平成30年7月西日本豪雨災害で被災した岡山県倉敷市真備町を中心に、被災教訓を次世代につなぎ、様々な活動を行っている団体のゆるやかな連携プラットフォームです。私たちは地域のすべての人が役割をもつ共生社会、川と共に暮らし,住み続けられるまちづくりを目指して結び合い、多様なメンバーで未来を考えていきます。
■トピックス
・2021年8月28日 全国まちづくり会議に参加
・2021年9月24日 「ジャパンSDGsアワード」に応募いたしました!
地縁組織の枠組みを活かした活動
昔から町内7地区のまちづくり推進協議会や、各種地縁組織の強みを活かした共助の取り組みが盛んである。
(服部地区まちづくり推進協議会 中尾研一会長)
企業同士のつながり・支援活動
真備船穂商工会が中心となり被災した企業全社をまとめたグループ補助金申請、被災企業と支援企業のマッチング等により企業の約9割が元の場所で事業再開を果たし、現在も商工会への参加事業所が増えている。
(真備船穂商工会 守屋弘志前会長)
町内の医療・福祉機関による活動
誰もが隠さず住み続けられるように、精神障害者から安心してカミングアウトできる場「テーブルまび」を2007年から続け、2015年にはすべての人が役割をもつ、共生社会を目指した町内約30の医療・福祉事業所等の任意の会「真備連絡会」を設立。
「お互いさまセンターまび」
「真備連絡会」は復興まちづくり会社である「一般社団法人お互いさま・まびラボ」を設立し、「お互いさまセンターまび」を運営する。近隣12市町村のみなし仮設等で孤立する要配慮者の元へ、通院や買い物、諸手続き同伴、引っ越し、ごみ捨てなどの支援活動をのべ5500回実施している。
「さつきプロジェクト」
被災して住居を失った方の住まいの再建の場として避難機能付き共同住宅を建設し、地域住民と一緒にさまざまな取組を行っている。
(チームさつき代表 津田由起子さん)
「要配慮者マイタイムライン」づくり
まちの住民と福祉事業所がご本人を真ん中にして一緒に作成し、合同で避難訓練等も行っている。
(マイタイムライン/箭田まちづくり推進協議会と真備連絡会の合同避難訓練)
「川辺みらいミーティング」
住民主体で地区の将来を考えるイベントを年4回実施。現在までに被災当時の避難行動の記録作成やLINEライブ中継を活用した防災まち歩きの開催、安否確認を目的とした「黄色いタスキ大作戦」など、全住民と共に逃げ遅れゼロを目指した活動を実施した。玄関に掲げて各家庭の無事を知らせる「黄色いタスキ」 を用いた安否確認訓練では、全住民の6割を超える方が参加した。
(川辺みらいミーティング代表 松本竜二さん/川辺復興プロジェクトあるく実行委員長 槙原聡美さん)
「語り部ネットワークまび」
被災体験を後世に伝えるために、多様な語り部による「結い」を広げている。被災地(阪神淡路、常総市、球磨川等)とのネットワークも模索している。
(語り部「七夕会」 箭田まちづくり推進協議会のみなさんと/9月4日、「語り部研修会2021」にて阪神淡路の語り部の方々と交流)
「真備復興スタディーツアー」
まちづくり推進協議会や真備船穂商工会、「川辺復興プロジェクトあるく」、真備連絡会、国交省河川事務所等の協力で、復興視察の受け入れや教訓の伝承を行っている。
(真備復興スタディーツアー出発風景/被災の説明、国交省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の方から)
小田川河川敷の樹林化防止と憩いの場の創出
地域住民の手で、河川協力団体として箭田まちづくり推進協議会が中心になり、川と暮らす新しい「結い」の活動を始めている。
(全国まちづくり会議 セッション3/戸田 夏花さん、長吉 咲楽さん)
(槙原陵太さん、槙原 鈴華さん/西川 奈美穂さん)
■参加団体
・真備船穂商工会
・服部地区まちづくり推進協議会
・箭田地区まちづくり推進協議会(予定)
・川辺復興プロジェクトあるく
・さつきプロジェクト・チームさつき
・川辺みらいミーティング
・真備連絡会(真備地区関係機関・事業所等連絡会)
・一般社団法人お互いさま・まびラボ
・チーム大熊
・語り部ネットワークまび
・語り部「七夕会」
■個人参加
・長吉 咲楽
・戸田 夏花
・槙原 陵太
・槙原 鈴華
・西川 奈美穂
・磯打 千雅子(香川大学)
・高鍋 剛(NPO法人 日本都市計画家協会)
・桝谷 有吾(前高梁川・小田川緊急対策河川事務所長)
・石塚 裕子(大阪大学)
■事務局:〒710-1301 岡山県倉敷市真備町箭田1015番地11 お互いさまセンターまび内
TEL&FAX:086-527-5897 事務局携帯:090-4653-1150